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ラグビー コラム 2025年6月14日

明治大学、公式戦で3年ぶりの帝京大学撃破なるか。ラグビー関東大学春季交流大会

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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体格を生かしたボールキャリーが魅力の物部

関東大学春季交流大会も後半戦となった。3連勝の明治大学が迎える相手は、同じく3連勝中の帝京大学だ。昨年度は春季大会で引き分けたものの、関東大学対抗戦、全国大学選手権では敗れており、今年こそは勝利をつかみ取りたい。

ラグビー 関東大学春季交流大会2025

昨年度の帝京大戦を振り返る。まずは春季大会。前半は明治大学が流れをつかむと、攻めては3トライ、守っては被トライを1に抑え、見事な試合運びで試合を折り返す。しかし、後半にはスクラムでのペナルティが重なり徐々に点差が縮むと、最終的には追いつかれドローとなった。

また、木戸組最後の試合となった大学選手権では、帝京大の力強いアタックで2トライを奪われるも、前半の間に2トライを返し、12-14で終える。後半で逆転したい明大だったが、帝京大に出鼻をくじかれ涙を飲む結果となった。

この2試合から、後半の立ち上がりが勝負のカギになると考えられる。どちらも前半をいい形で終えるも、後半で帝京大に大量得点を奪われている。いかに明大が集中力を保ち続け後半も質の高いプレーができるか。

ラグビー 関東大学春季交流大会2025

6月8日に行われた早稲田大学戦では、昨年の課題だったスクラムを克服し、セットプレーで圧倒。また、FW(フォワード)と、BK(バックス)のそろった攻撃で得点を重ね、45-12と昨年の借りを返す結果となった。

「スクラムは結果としては圧倒できたと思っているが、もう少し押し切れる場面もあったので、帝京大戦ではもう少し高めてやっていきたい」(右PR/プロップ山口匠・政経3=流経大柏)。

明大のスターティングメンバーは早大戦から2名変更。負傷交代した楠田知己(政経4=東海大仰星)のポジションである、右FL(フランカー) に亀井秋穂(政経3=長崎北陽台)がコンバートし、空いた右LO(ロック)に小椋健介(情コミ4=桐蔭学園)が久々のメンバー入りを果たす。

また、SO(スタンドオフ)で伊藤龍之介(商3=国学院栃木)が、今シーズン初めてスターティングメンバーに名を連ねた。

FWの注目選手は物部耀大朗(商3=中部大春日丘)だ。191センチ、116キロと類いまれな体格を生かして帝京大の攻撃をシャットアウトするだろう。セットプレーでもチームを引っ張るに違いない。

また、早大戦でハットトリックを達成した最上太尊(商4=仙台育英)にも注目したい。重戦車を体現するNO8(ナンバーエイト)が、帝京大戦でも『前へ』チームを押し上げる。

ランで見せる伊藤龍

BKでは伊藤龍に期待がかかる。早大戦ではキックでトライをアシストし、パスやランでチームをけん引した。帝京大戦でもディフェンスの隙間を縫うようなランに期待したい。

「(早大戦は)自分たちのやりたいことがしっかりできたいい試合だった。(帝京大は)今一番強い大学だと思うので、チャレンジャーの気持ちを持って自分たちがどこまでやれるのかというのをしっかり試したい」(伊藤龍)。

ラグビー関東大学春季交流大会2025

対する帝京大は大東文化大学、東海大学、東洋大学を下し3戦全勝で今試合を迎える。先発メンバーは東洋大戦から4名が変わり本気の構えだ。

注目はLOのアントニオ・フィシプナと福田大和だ。世代最強との呼び声も高いルーキーのアントニオと、大学1年時から日本代表の練習生として呼ばれていた福田。どちらも下級生ながら明大を阻む高い壁となるだろう。

「帝京戦は僕たちがターゲットにしている試合だから絶対に勝ちたい」(最上)。勝者が春季大会優勝に大きく近づく重要な一戦。各々が自分に定められた役割を『完遂』し3年ぶりの難敵撃破となるか。

文:保坂啓太郎/写真:井垣友希、久保田諒(明大スポーツ新聞部)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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