【ハイライト動画あり】福井工業大学、投手戦を制し中京大学に勝利。全日本大学野球選手権 準々決勝

福井工業大学vs.中京大学

6月13日（金）大会5日目、神宮球場の第4試合はナイトゲーム。ベスト4最後の枠をかけ、初戦から連続して接戦をものにしてきた福井工業大学（北陸大学野球連盟）と、初戦から2試合連続の完封勝利でベスト8入りを果たした前回大会ベスト8の中京大学（愛知大学野球連盟）が対戦した。

試合が動いたのは1回裏、中京大は福井工業大先発の藤川泰斗に対し、先頭の西谷光世が単打で出塁すると、犠打と四球で一死1・2塁としたところで、4番・川瀬譲二の適時打で1点を先制する。

これで先手を取った中京大、投げては先発の磯部祐吉が立ち上がりを三者凡退に打ち取ると、序盤の3イニングでノーヒットピッチングを披露し、スコアボードに「0」を並べる。

一方、福井工業大の藤川も2回以降はスコアボードに「0」を並べ、両先発投手の好投、さらには両チームの好守もあり、投手戦は中京大が1-0とリードしたまま終盤へ。

試合が動いたのは8回。先攻の福井工業大は、それまで零封されていた磯部に対し、単打2本と四球で一死満塁のチャンスを作り出す。中京大はここで磯部を諦め、マウンドに2番手の沢田涼太を送り出す。

しかし、福井工業大の勢いを止めるには至らず、2番・池邉由伸が犠飛で三塁走者を生還させ、土壇場で試合を振り出しに戻す。一気に逆転したい福井工業大は、その後、二死満塁とすると、4番・高松紳志の内野安打で、2-1として遂に勝ち越しに成功する。

この1点を守り切りたい福井工業大は、8回裏の二死2塁のピンチを切り抜けると、8回からマウンドに上がった2番手の土合章太が9回を三者凡退に打ち取り、激闘に終止符を打った。ハイレベルな投手戦を2-1で制してベスト4へ駒を進めた福井工業大は、準決勝で東海大学と対戦する。

◆試合結果
福井工業｜0 0 0 0 0 0 0 2 0｜2
中京大学｜1 0 0 0 0 0 0 0 0｜1

◆投手
・福井工業：藤川泰斗、土合章太
・中京大学：磯部祐吉、沢田涼太、伊藤幹太